ジブリの「風立ちぬ」
http://kazetachinu.jp/
主人公堀越二郎の少年期から始まり、全金属製飛行機のテストフライトまで。
舞台は東京、名古屋、軽井沢、高原のサナトリウムと、主人公の夢の中の世界。
航空機の開発に携わる主人公と、結核を病む菜穂子との愛の話が骨子ですが、やはりジブリ、飛行機のほうに重点がいっちゃっている感じもします。
夢の世界で出会うイタリアの設計家カプリーニがよいガイドになっていると思いますが、軽井沢で出会うカストルプはちょっと消化不良かも。(ま、不思議な人物ってことでよいのかもしれません)
妻の感想では、ジブリだからって子供にはちょっとわかりにくいかもってことです。
舞台の一部が名古屋なので、今だとここはどこだろうとも考えてしまいました。
主人公の勤める三菱内燃機は、今の三菱重工業名古屋航空宇宙システム製作所の大江工場です。現在も航空機開発の主力工場の一つ。(仕事で2回行きました)
菜穂子がサナトリウムと名古屋の往復に使ったのは多分中央線。試写会は鶴舞の名古屋市公会堂だったので移動に一駅ですが中央線を使いました。
活字中毒:ラブ・ケミストリー
ラブ・ケミストリー (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)
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だけど恋をしたことでその能力を失なっている。 影から見守る"私"は死神のカロンに余生6ヶ月と宣告され、藤村の恋を成就させ能力を戻すことを依頼する。
その恋愛の対象が他の助成であったとしても。
依頼を受けたカロンは藤村の前に現れ、いろいろ(余計な)世話を焼く。
一部の設定がステレオタイプだなと思えることと、最後の詰めがちょっとばたばたすぎる感じもしますが、まあ楽しく読めました。