活字中毒

ちょっと古い本です。楽天ではリンクがありませんでした。
ちょっとした不正が引き金になり、見えないところで歪みがたまって、コンピュータが暴走、コンビナートが大爆発する。
人々には、コンピュータが原因とはわからず、様々な調査が行われる。
そのなかに、危ういところで息子が助かった主人公がいた。
フリーランスの技術者だが、ある調査会社に短期で雇われ、自分でもそうとは知らずに原因に近づいていく。
缶詰になっている間に娘が事故に遭い、、、と、一気に読ませてくれます。
なかなか、おもしろい。
ただ、最初にも書いたとおり古い本なので、それを認識していないといけない。
今では死語になっているようなシンクタンクなんて言葉がぞろぞろ出てきます。
今では常識のインターネット、携帯電話がない。(出てくるのはカラーFAXとか、、、)
NTT研究所出身の作者も、さすがに初版が1972/1の本では無理だったようです。
でも、1972というとまだマイコンが4ビットとか8ビットとか言っている時代だから、それを考えるとすごいなとも思います。