活字中毒:MM9

プラレール

MM9 (創元SF文庫 )

MM9 (創元SF文庫 )

  • 台風や地震と同じように、怪獣達が災害をもたらす世界。ビッグバンの時に今の宇宙と同時に出来た別の宇宙。怪獣達はそこの存在らしい。
  • 別の宇宙が怪獣と共に世界に現れるため、怪獣とそのまわりでは物理法則が変わる。だから、「空想科学読本」で指摘されるような巨大怪獣は自分の重さでつぶれちゃう様な問題は発生せず、怪獣被害は大きな問題になっていた。
  • 怪獣達の大きさによりMM(モンスターマグニチュード)という指標で区分され、大きなものは自衛隊が出動して排除する。表題のMM9というのは超巨大であることを示す。逆に、MM1未満のもの達は妖怪と呼ばれ、ピストルやライフルで排除できる。
  • 主人公は、怪獣達の規模を調査し処理を判断する「気象庁/特異生物部/対策課」、通称【気特対】。怪獣の規模推定により、注意報、警報が出されるが、外れると非難されるのは気象庁の宿命か。また、怪獣も自然の存在なので、むやみに駆逐すると自然保護団体の抗議も受ける。
  • 物語は彼らの活躍と、背後で暗躍する組織、「海の底」(有川浩)に出てきたようなエビをはじめとする怪獣達との戦いで進んでいく。

最終決戦はどうなるのか?そして、、、、最後の一言が最高です。