- 作者: 初野晴
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2009/05/08
- メディア: 新書
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偶然目撃したひき逃げ事件の容疑車両のナンバーを憶えていたことから、表彰、新聞に掲載され、探していた大伯父に見つけられた。
大伯父は施設に大型バイクで乗り付けてきた。学者で博物館の館長。でも、引き取られてすぐ、交通事故で他界してしまう。
途方に暮れていた彼は、ブランコで揺れていた女性に遭遇する。彼女は博物館の学芸員だった。
学校が春休みに入った日、施設で彼になついていたナナちゃんは彼に会うために一人施設kらでかけて交通事故で脳死状態になる。
病院に駆けつけた彼に、博物館の人達からさそわれた仕事は、脳死者の魂を時の流れをさかのぼって探し、連れ戻す事だった。
その方法は、肉体は現代のまま学芸員の女性の精神が時をさかのぼり、彼がその「命綱」としてリンクを確保すると共に、現地(過去)での情報を持ち帰り、残りの学芸員達で対策を検討することだった。
ナナちゃんは、魔女狩り真っ最中の中世、しかも魔女と目されている女性に憑依していた。
追いかける二人は、流民の少年に憑依し、魔女狩りのプロ達と対決する。
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博物館の位置づけが微妙だなと思っていましたが、その訳は物語の中で明らかにされます。
タイムパラドックスの問題も中では提起されてました。
おもしろい作品です。シリーズものに出来そうな形で書かれていますので、続編が楽しみ。
ただ、未来に行く事は、、、無いのでしょうね。