活字中毒:図書館戦争

図書館戦争 図書館戦争シリーズ (1) (角川文庫)

図書館戦争 図書館戦争シリーズ (1) (角川文庫)

やっと文庫化されましたね。文庫は安いし、この本はDVD向けに書かれたショートストーリーがおまけに収録されていてお買い得です。
物語の舞台は、書籍を検閲する機関「メディア良化委員会」と、守る図書館がある世界。図書館は図書館宣言に基づく権利を有し、防衛のための合法的な武装組織「図書隊」を持ち、日夜書籍を守っている。
主人公は、高校の時、委員会に取られそうになった本を図書隊員に助けられたことから、その図書隊員を「王子様」とし、図書隊の防衛員を志望してきた女性、郁。
そして鬼教官の「堂上」、同期の優等生「手塚」達ユニークな人々が登場する。
表現の自由」とか大きくシビアな社会問題を題材にして、エンタテイメント作品に仕立て上げています。読みやすく、一気に読んでしまえる。続編も読みたくなります。
しかし、堂上教官は「どうじょう」と読むのですが、名古屋の人は絶対「どのうえ」(頑張れドラゴンズ)と読んでしまうと思います。私も、名前が出てくるたびにいちいちつっかえちゃって困りました。