- 作者: 荻原浩
- 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
- 発売日: 2011/05/06
- メディア: 文庫
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別の日に上巻を買ってから読み始めました。
映画化された作品なので、オリジナルカバーの上に映画版のカバーがついていました。
そのカバーの裏には、原作者:荻原浩さんと、映画でのお父さん役:水谷豊さんの特別対談がありました。
閑話休題。
物語は、左遷されたお父さんが契約してしまった東北の古民家に家族(お婆さん、両親、子供二人、コーギー犬1頭)で行くところから始まります。
- お父さん:趣味で決めたところなのにやっぱ不便?
- お母さん:こんなところ嫌だといっていてけど?
- お婆さん:戦争で死んだ弟の六助に会えた?
- お姉さん:前の学校では仲間はずれに近かったけど?
- 弟 :喘息なんてもう良くなったよ。だけどなんかいる?
- コーギー:わんわん
てな感じで始まります。
で、みんなすこしずつ変な存在=座敷わらしに気がつき始めます。
お母さんは自分がおかしくなったと思っちゃいます。
子供二人は、そんな存在もあるけど子供たちの生活が始まります。
お婆さんは、近所のおばあさんとの交流から。
で、最後まで気が付かないのは田舎でも仕事(というか付き合い)が忙しいお父さん。
そのうちお母さんの言動がおかしくなり、座敷わらしをとく知っているお年寄りに家族で聞きに行くことになります。
座敷わらしがなぜ存在するかの悲しい歴史にも触れることになります。
家族は座敷わらしの存在を認知し、共存していくことになる。
でも、お父さんに東京本社復帰の辞令がおりた。
最後のファミレスのウェイトレスの言葉がいいなって思います。
さぁ、座敷わらしくん(ちゃん?)はどう成長していくのでしょう。
想像すると楽しいね。
ドラキュラとかは存在は見えるけど鏡には映らない。
でも座敷わらしは存在が消えなくても鏡に映ることがある。
そんで両方共写真には写らない。
ふしぎだね。