活字中毒：ワーキング・ホリデー

ワーキング・ホリデー (文春文庫)

主人公は元ヤンキーのホスト。
目付きが悪かったりするので指名は殆どつかない。
けど、あるホストのヘルプに指名されることが多いんだ。

ある日、自分の息子だと名乗る小学生が店に現れる。
母親の名前は昔の真面目すぎる彼女のそれだった。

息子と暮らし始めた彼はある日、他店のホストに入れ込んでお金を作るためAVに出ようとする女性を殴って諌めてしまう。理由はなんであれ客を殴るとクビ。

ホストクラブのオーナーがやっている別事業、宅配便に転職、リヤカーを引きながらの生活が始まる。宅配便として、母親に似て生真面目な息子、ホスト時代の仲間たち、息子と友人たち、様々な人達との関わりで親子の関わりを育てていく。

予定調和的なハッピーエンドだけど、それもいいな。
あ、これも映画の原作になっていたようです。