活字中毒:空飛ぶ広報室

空飛ぶ広報室

空飛ぶ広報室

有川浩さん得意の自衛隊シリーズ。

主人公は、戦闘機パイロットから憧れのブルーインパルス異動内示のタイミングで交通事故にあい、パイロットを断念、広報室に異動した青年。
そして、入社時からの強引な取材で記者から制作に移動させられたテレビ局の女性で、自衛隊に反感を持っている。

広報室の役目は一般の人たちに自衛隊が何をしているかを知らせること。
やることは企業の宣伝部っぽくて、企画の売り込みなどもやるけれど、やはりお役所であることと自衛隊であることが前提にある。

柔らかさの極みにあるテレビ局と硬さの極みにある自衛隊の衝突と協力。
自衛隊員も人であることが語られる。

以前の「ラブコメ今昔」を発展させたような作品です。