活字中毒:宇宙軍士官学校−前哨−

作者は、野田元帥から「銀河乞食軍団」を引き継ぎ、「彷徨える艦隊」の解説もやった人です。
本人が巻末に書いているように、ジュブナイル系の書き方で、楽しく読めます。

宇宙人の来訪で、人々の価値観は大きく変わり、原理もわからないテクノロジーで生活も大きく変わった。
一部の狂信者を除き宗教も国境もなくなり、地球は統一され、15年が経過した。

ある日、宇宙人からの提案があった。
このまま、宇宙人からの提供物で暮らすのか、宇宙への貢献を通じて一人前の星として発言力を持って行くのかを選べ。
その貢献とは、傭兵を拠出すること。

その意味では、前に読んだ「スターフォース」に近い。
人間が未知のテクノロジーと融合するわけじゃないけど。

一部の選ばれた22歳の青年が、ラグランジェポイントにある異星人のコロニーで訓練される。
彼らはその後に選ばれる15歳の兵隊たちの指導者になるために訓練された。

主人公は日本人の青年、アメリカのエリートに敵視されながら訓練を乗り切っていく。
いつしか、まわりには仲間たちが集まっていた。
最後の模擬実践で、臨機応変に立ちまわるが最後にやられてしまう。

採集試験の結果は?
ま、シリーズ化するので、ある意味見え見えですが。

ストレス発散にどうぞ、かな?