活字中毒:ドジ添乗員物語

医院での待ち時間が長いので、前にBOOKOFFで買い込んだ薄手の文庫本を持って行きました。

横浜のゴムメーカーに勤めていた由美子はちょっとドジだけど皆に好かれていた。
でも、社員旅行先のドジで部長の腕を骨折させてしまい、以前その部長に向いているんじゃないかと言われたツアコンとらばーゆ(死語?)した。

物語は2つ。

ひとつは、添乗員デビューの時。先輩と同行するはずが、一人で欧州旅行ツアーの添乗員をやるはめになってしまった。
本人のドジと、特徴ありすぎるお客たち、行く先々で騒動が起きたり、好色医師に口説かれたりしながら、どうにかツアーをまとめあげていく。

ふたつめは、新婚旅行ツアー。今回も特徴あるお客たち。中には、元の会社のお局様と由美子の同期だった大ドジ男のカップルや、大手スーパーの御曹司と信用金庫のお嬢様のカップルにおつきの元店長がついてきたり。

初出が昭和62年なので古いといえば古い内容もあるけど、楽しく読めました。