- 作者: 高殿円
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2012/05/24
- メディア: 文庫
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主人公は特別徴収官庁付きの新米徴収官、何かあると言葉に詰まって「ぐ」というのでぐー子と呼ばれてる。
特別徴収官が取り扱うのは500万円以上の滞納案件、滞納の理由にはいろいろある。
それらと遭遇することで、彼女は成長すると共に抱えていた問題にも解決が見えてくるという物語。
納税って、いやなんだけど、思想信条的に脱税する人たちの言い分も少しは理解できるかも。
納税が嫌なんじゃなくて、無駄遣いされるのが嫌なんだよ。
でも、脱税する人たちはそれで他の人達に多大な迷惑をかけているんだから、思想信条は他のとこでやってねって事。
特別徴収なんてことがまず税金の無駄遣いだし。
法律的にとんでもない強権があるのは初めて知りました。