活字中毒:ラブ・ケミストリー

ラブ・ケミストリー (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)

ラブ・ケミストリー (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)

解説にもあるけど、もやしもんの主人公が菌を見ることができるような特殊能力/有機化合物の合成過程がわかる/を持つ藤村が主人公。
だけど恋をしたことでその能力を失なっている。 影から見守る"私"は死神のカロンに余生6ヶ月と宣告され、藤村の恋を成就させ能力を戻すことを依頼する。
その恋愛の対象が他の助成であったとしても。
依頼を受けたカロンは藤村の前に現れ、いろいろ(余計な)世話を焼く。
一部の設定がステレオタイプだなと思えることと、最後の詰めがちょっとばたばたすぎる感じもしますが、まあ楽しく読めました。