活字中毒:Know

know (ハヤカワ文庫JA)

know (ハヤカワ文庫JA)

舞台は近未来の京都。
情報関連の省庁"情報庁"が京都にあるという設定。
人の脳と外部の情報を結ぶ"電子葉"が実用化され、子供への移植は義務化されているが、年寄りはまだの人も多い時代。
主人公は情報庁の役人で、電子葉発明者で量子コンピュータ研究者の最後の弟子。
ソースコードに残された暗号に誘われ、14歳の少女に出会う。
本の帯に書いてある言葉を引用すると、その少女は「すべてを知っていた」。
今の情報化社会の進んでいく一つの方向かもしれない。
テンポよく読み切れます。
最終章の最後の一文(p.354)は!?