1月に読んだものたち

2015年1月の読書メーター
読んだ本の数:22冊
読んだページ数:6485ページ
ナイス数:80ナイス

宇宙戦艦ヤマト2199 (6) (カドカワコミックス・エース)宇宙戦艦ヤマト2199 (6) (カドカワコミックス・エース)感想
ガミラスの帝都バレラスに召喚されたドメル将軍は、ヤマト撃退の命を受ける。ドメルは墓地でシュルツの娘と出会う。一方ヤマトは魔女の種族の精神攻撃とシステムクラッキングで乗っ取られた。哨戒任務で離れていた古代とユキ、自律作業中だったアナライザーはヤマト奪還を図るが、二人にも精神攻撃の手が迫る。精神攻撃を使うことで、登場人物各々の過去バックグラウンドを理解させると共に、ガミラス侵攻からの地球の状況も読者に説明する。よく考えられたエピソードだと思う。
読了日:1月29日 著者:むらかわみちお
くちびるに歌を (小学館文庫)くちびるに歌を (小学館文庫)感想
長崎・五島列島の中学合唱部の生徒達が、顧問教師の産休の間、教師の友人の臨時教師とNHK国学教音楽コンクールの長崎予選を目指す一夏の物語。美人教師目当てに初めて男子部員が入って、最初はばらばら、さらに衝突もありまとまらない合唱部はどうなるの?また、それぞれ悩みを抱えた生徒達。教師は皆に15年後の自分への手紙を書くよう原稿用紙を渡す。物語は各々の手紙と一人称の文章で始まる。読後感爽やか。2月映画公開で新垣結衣ジャケ買いでした。映画の方は予告編を見る限り新垣扮する教師の苦悩が前面に出ているようですね。
読了日:1月25日 著者:中田永一
海賊とよばれた男(3) (イブニングKC)海賊とよばれた男(3) (イブニングKC)感想
第二次大戦後、GHQ管理下の日本で、石油販売再開のために努力する人々。対して既得権益を守ろうとする役所と業者達。なんのことはない、日本は70年なにも進歩していなかったって事だね。でも、今、サムライはいるのか?原作者自身は物議をかもしているけど、この作品に罪はない。
読了日:1月25日 著者:須本壮一
アーサーGARAGE 本気・強気・男気編―熱血中古車屋魂!! (ヤングキングベスト廉価版コミック)アーサーGARAGE 本気・強気・男気編―熱血中古車屋魂!! (ヤングキングベスト廉価版コミック)感想
第二弾、1巻辺りにコミックス3巻分がまとめられているから、全部で5巻出る計算?この巻では孫にイイカッコ見せたいおじいちゃんのためにロードスターをカスタマイズ。カスタマイズのセンスは、まあ、表紙を見ればわかるでしょ?
読了日:1月23日 著者:たーし
熱血中古車屋魂!!アーサーGARAGE 人情・友情・根性編 (ヤングキングベスト廉価版コミック)熱血中古車屋魂!!アーサーGARAGE 人情・友情・根性編 (ヤングキングベスト廉価版コミック)感想
北九州の車屋さんの話。普通の自動車ディーラーや修理工場ではなく、注文中古車屋というか、車好きのおっさんがどうにかつないでいる感じの所。出てくる人物はみんな熱いというか、一歩外せば危ない、外しちゃった893の方々も登場。注文を受けた黒のランクルを調達するために努力する。一方、不注意で後輩を死なせた男がやってくる。全体の雰囲気は表紙を見ればわかります。
読了日:1月23日 著者:たーし
純潔のマリア exhibition (アフタヌーンKC)純潔のマリア exhibition (アフタヌーンKC)感想
マリアという名前の魔女。この本は本編の前後やサブストーリーで公正さ荒れている。本編は戦争をやめさせるために使い魔のふくろうを使って兵士の精力を抜くのだが、本人は未経験なマリアが神の怒りに触れる物語。本編を読んでいないとわけわかんないぞな本だけど、本編を読んだあとだと心が暖かくなってきます。娘が可愛い。
読了日:1月21日 著者:石川雅之
黒猫の三角 (講談社文庫)黒猫の三角 (講談社文庫)
読了日:1月18日 著者:森博嗣
黒猫の三角 (あすかコミックスDX)黒猫の三角 (あすかコミックスDX)
読了日:1月18日 著者:森博嗣,皇なつき
鉄人28号: ~素晴らしき少年の世界~ (少年王シリーズ)鉄人28号: ~素晴らしき少年の世界~ (少年王シリーズ)感想
鉄腕アトム」版と同時刊行された「鉄人28号」版。同じく雑誌「少年」からのセレクト。巨大ロボット系のはしり。連載開始から実際に28号が出てくるまで4ヶ月かかったとは知りませんでした。正太郎の鼻がだんだん小さくなりイケメン?に変わる変遷も面白い。あのリモコンでどうやってあれだけの動きをさせられるUIになっているのかは、昔からの疑問。
読了日:1月18日 著者:横山光輝
鉄腕アトム: ~素晴らしき少年の世界~ (少年王シリーズ)鉄腕アトム: ~素晴らしき少年の世界~ (少年王シリーズ)感想
光文社から刊行されていた月刊の漫画雑誌「少年」に掲載されていた「鉄腕アトム」の初期から連載終了までの中から一部の作品をまとめた本。「アトム大使」が掲載されているのが良い。アトムには電子計算機が10個搭載されているとか、真空管で動いているとか書いてあるのも面白いものですね。
読了日:1月18日 著者:手塚治虫
雷獣びりびり 5: 大江戸あやかし犯科帳 (リュウコミックス)雷獣びりびり 5: 大江戸あやかし犯科帳 (リュウコミックス)感想
次の第六巻でおしまいとのアナウンスあり残念だね。妖かしたち可愛いのに。さて、物語は吸血鬼の恋の物語と、新人同心の話。吸血鬼と娘、娘に親の治療代金の返済を迫る医師、京都から吸血鬼を追ってきた同心達。新人同心は妖かし召し捕りの実績が目覚ましいが、ある時江戸の人たちが皆病に臥せってしまう。この結末は時間に持ち越し。やっぱクロスケ可愛いけどあんまり活躍場面なくて不満。
読了日:1月17日 著者:高橋由太,亜沙美
赤穂バイパス線の死角 (C・NOVELS)赤穂バイパス線の死角 (C・NOVELS)感想
歌舞伎役者と女性アナウンサーの心中に疑問を持った老刑事が休みを取り独自に捜査を始めたことから物語が始まる。四十七士の登場人物に自らをなぞらえた老刑事に、十津川警部も疑問を感じ捜査を始める。赤穂バイパス線はあまり重要度が高くなく、忠臣蔵の物語と歌舞伎界の因習が物語のメインとなる。ちょっと読後感は宜しくない感じ。梨園って女遊びが芸の肥やしとか古臭くっていけねぇや。そんなことしねぇと芸が上達できねぇってのは、なにかい?遊びを正当化したいだけじゃねぇのかい?大体こちとら名古屋っ子、吉良の殿様贔屓だい!
読了日:1月17日 著者:西村京太郎
ふしぎな国道 (講談社現代新書)ふしぎな国道 (講談社現代新書)感想
この国には「非国民」が存在する。といってもこれは国道本。「非国民」とは目的地まで国道を(交差する場会を除いて)一切使わずに行こうとする人たちらしい。鉄腕ダッシュでやらないかしら。閑話休題、国道を始めとして都道府県道まで少し守備範囲を広げた薀蓄本。階段国道や迷宮国道といったキワモノから、最長最短といった記録、おむすび型の国道標識や道路元標などなかなかマニアックで面白い本である。道路の整備に伴い走りやすい道路が増えてきたことが悩みの種なんでしょうね。
読了日:1月12日 著者:佐藤健太郎
マンボウ最後の家族旅行 (実業之日本社文庫)マンボウ最後の家族旅行 (実業之日本社文庫)感想
ドクトルマンボウこと北杜夫氏の晩年の家族旅行を中心にした作品。奥さん、娘さんの文章も後ろに付く。骨折のリハビリを兼ねて娘さんにいろいろな場所に連れて行かれ、文句を言っているけど、素直についていっているのはやはり家族だな。昆虫の話が多く出てきているのはやはり一番好きなことに回帰してきたのかとも思う。最後の時の医療機関の処置に不満もあるような文章もあるけど、やはり死とは突然で一人なのかな。うちらみたいな年寄りは読んでおくべきだろう。
読了日:1月11日 著者:北杜夫
吉原泡姫奇譚花魁ユイ (ニチブンコミックス)吉原泡姫奇譚花魁ユイ (ニチブンコミックス)感想
タイムスリップものかとおもったら違った。幽霊の憑依モノでした。
読了日:1月11日 著者:竹姫
ニッポンのリア先生 (ビームコミックス)ニッポンのリア先生 (ビームコミックス)感想
江戸の面影を残す街(川越らしい)の中学に、日本びいきの親に育てられた女性の外人教師が赴任してきてどたばたというのと、和菓子を組み合わせた作品。どうなるかなと思ったけど、途中でタヌキに走ったり迷走して終わった感じも少しあり。作者はもう少し長く続けたかったんだろうな。絵の感じは好み。(つまりジャケ買いしたということですよ。但しブックオフでね)
読了日:1月10日 著者:新居美智代
思い出のとき修理します 2 明日を動かす歯車 (集英社文庫)思い出のとき修理します 2 明日を動かす歯車 (集英社文庫)
読了日:1月5日 著者:谷瑞恵
思い出のとき修理します 3 空からの時報 (集英社文庫)思い出のとき修理します 3 空からの時報 (集英社文庫)感想
寂れた商店街にある、時計修理専門店の秀司と、美容師の明里、神社に住む大学生の太一が中心人物。時計店の看板は時計の計が落ち、表題作のような文になっている。第3巻は明里と秀司の家族や知り合いの話。最初は秀司の同級生の懐中時計の話。運が悪いというか罪を皆なすりつけられぐれちゃった男と、優等生、痴漢騒ぎで懐中時計をなくした女性。あとは、明里と秀司の家族の話が主体。実の親と育ての親とその家族、少しこじれた関係がどうなるのか。ちょっとしたボタンの掛け違いにご注意。
読了日:1月5日 著者:谷瑞恵
地球戦争 2 (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL)地球戦争 2 (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL)感想
最後の対談とか案外面白い。実は第1巻の感想でこっちの文も書いていたという(汗)
読了日:1月5日 著者:小原愼司
地球戦争 1 (ビッグ コミックス)地球戦争 1 (ビッグ コミックス)感想
HGウェルズの宇宙戦争をベースにしているようで、舞台は産業革命後のLONDON。主人公は施設長に虐待されていた孤児と、貴族のお嬢様。突然、3本足の機械が人々を襲い喰らいだす。外殻の中は生体機械?、操るのは人間もどき(額に印があり、おへそがない)。物語はベースのものとは異なる。逃げ惑い、仲間の裏切りにもあい、行き着いた先の人々は火星人と共闘し、英国政府と交渉しようとしている。画調は「サトラレ」の、佐藤マコトさんに似ていて好み。
読了日:1月4日 著者:小原愼司
RAIL WARS!〈10〉日本國有鉄道公安隊 (クリア文庫)RAIL WARS!〈10〉日本國有鉄道公安隊 (クリア文庫)感想
RAILWARSは國鉄が分かる民営化されていない世界。当然リニアも國鉄で税金を使う以上、面子にかけてオリンピックまでに開業させようとする。舞台は甲府から東京までの試乗車両の中。分割民営化を図る"RJ"に乗っ取られた車両の中でOJTだけど非番の公安官・警四/高山の活躍が始まる。JR東海のリニアは東海道新幹線からの青白カラーだけど、ここでは國鉄試作車両からの赤白で登場。"RJ"もとりあえず力を失い次へと続く。高山と桜井の仲も進みそうか?
読了日:1月2日 著者:豊田巧
ひなこまち (新潮文庫)ひなこまち (新潮文庫)感想
妖かしの血を引く大店の若旦那と取り巻きの妖かし達、しゃばけシリーズ11巻目。若旦那が「助けて」と書かれた木札を手に入れる。これが気になり虚弱体質のくせに人助け(人だけじゃないが)に精を出し、おつきの妖かしを困らせる。いっぽう表題の「ひなこまち」はお雛様のモデルを選ぶいわばミスコン。人助けとミスコンが微妙に絡んで話が進んでいく。縁起が良いのでお正月に読むには最適だった。
読了日:1月2日 著者:畠中恵

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