活字中毒:猫は仕事人

猫は仕事人 (文春文庫)

猫は仕事人 (文春文庫)

舞台は明治維新直前の江戸。
猫の仕事はネズミを捕ることだと思っていたけどにゃ。
主人公はドラえもんみたいに小さいころにネズミに鼻をかじられたから苦手、出会うと失神しちゃう事もあるにゃん。
でも長年生きてきて化け猫なんだにゃん。
ぬらりひょんの手配で必殺仕事人をやってたこともあるけど、今はひたすらまったりしたいだけにゃん。
でもヒトの世界は厄介だにゃん。
さいころ生き別れた姉妹、ヒトを切りたいだけの同心、飼い主たちの生活が脅かされ、化け猫仲間も、、、。
作者が得意な妖かし系の話と、必殺仕事人の話を無理やりくっつけた感じがあって、さくっと読める反面、ものたりなさや、ここが苦しいなってところもあったにゃん。