活字中毒:いい加減な夜食

いい加減な夜食〈1〉 (アルファポリス文庫)

いい加減な夜食〈1〉 (アルファポリス文庫)

若き財閥総裁の屋敷でバイト、作った夜食が気に入られ専属の夜食係になる。
就職が決まっても潰され、能力を見込まれて専属秘書になる。
その能力は普通の大学生レベルじゃない秘密があったのだが。
話としては金と権力を持つ男に魅入られた女性が、パワハラ・ストーカーもどきで縛られてしまうという悲惨な話とも取れるけど、『居酒屋ぼったくり』作者のちょっと抑えたような表現で素直に楽しめる作品に仕上がっていると思う。