活字中毒:中国嫁日記 (五)井上 純一

中国嫁日記 (五)

中国嫁日記 (五)

今回の表紙は「乙嫁」バージョン。
前半のカラー版はブログベースで中国生活や桂林旅行、猫の「牛角(にゅうじゃお)」の話。
実際のブログに追いついていないので、次はそんなに待たなくていいかなぁ。
描き下ろしの白黒ページは、事業上のトラブルで十年来の友人を失う話。
夫婦だから乗り越えられ、夫婦じゃなければまだ騙されたままだったかも。
訴訟上、多くは書けない様ですが、解決編がいつか載ることを期待。
初期の巻では「中国人」が信用できずに中国暮らしになったけど、「日本人」に騙されていた。
国籍よりその人を見ろってことですね。

活字中毒;螺旋人同時上映 速水螺旋人短編集 (イブニングKC)速水 螺旋人

大砲とスタンプ」で東欧、ロシアあたり?を舞台に、へんてこな武器とへんてこな軍隊を描いている作者の短編集。
やはり同じような舞台の街中でしぶとく生きている代書屋の話を中心に、イコンから抜け出た聖人、人類の科学が通用しない宇宙からの脅威に、もののけたちで対抗する小編、龍を呼ぶマッドサイエンティストなど、各々くすっと笑える作品たちです。

活字中毒:おもいで停留所 (ニチブンコミックス)池田 邦彦

おもいで停留所 (ニチブンコミックス)

おもいで停留所 (ニチブンコミックス)

時代的には「甲組の徹」と「でんしゃ通り一丁目」の間に位置する物語。
中の記述から昭和25年。
戦後の混乱からようやく立ち直りかけている時期。
場所は茨城県
戦争で父親をなくし中卒でバスの車掌になった17歳の少女の成長を描く。
もちろん、生まれていない時代の話だけれど、当時17歳なら、今は82歳、話を聞けるお年寄りがそばにいるかもしれません。
そうそう、移動図書館の話。
これは、有川浩さんの「図書館戦争」に繋がる話です。