幹線道路から一本入った路地にそのマンションはあります。
マンションの一回は昔お医者さんで、今はエステ店。
店の入り口の横はちょっとした生垣があるんですが、今はその前に飲料の自動販売機がどんどんっとおかれて生垣を表から見えにくくしています。
猫はそこにいました。
そのマンションの前を通りかかるのと、遠くから救急車のサイレンが聞こえてくるのがほぼ同時でした。
すると、小さく「にゃぁ、にゃぁ」とサイレンの「ぴ〜ぽ〜」にあわせた鳴き声が聞こえてきました。
自販機の隙間から覗くと子猫が鳴いています。
近づいてくる救急車に合わせて鳴き声も大きくなり、去っていくにしたがって声も小さくなりました。
で、こちらに気づいて自販機の影へ。
気持ちよかったんだろうね。
それが数ヶ月前。
その後、何回か前をとおったとき覗くけどいなかった。
でもこの間、いました。
すっかり大きくなって、自販機の隙間からこちらを見てた。
今でも救急車がくると鳴いているのかな?