活字中毒

幽霊潜水艦浮上す (二見文庫―ザ・ミステリ・コレクション)

第二次世界大戦中に行方不明になった潜水艦「キャンドルフィッシュ」が30年後に乗員を乗せずに浮上した。
しかも、失踪当時とかわらずきれいなままで。
真相究明のため、当時の航海日誌通りの航海をすることになり、失踪直前に海に転落して生き延び、現在は海洋学者のハーディが連れてこられる。
航海の途中から異変は起こり始め、帰港を主張した艦長は、第二次世界大戦中のプロペラ機とおぼしきものからの銃撃で命を落とす。
随行していた船舶との連絡も取れなくなる。
そして、潜水艦が勝手に魚雷を発射し、第二次世界大戦中の日本の潜水艦と思われるものを撃沈する。
乗組員達は、徐々に第二次世界大戦中の乗組員の意識に乗っ取られていき、正気を保っているのはハーディだけ。
当然、ハーディは精神がおかしいとされるが、拘束される前に友人キャシディを正気に戻す。
そして、、、というものですが、SFではなく、ミステリィとしての刊行ですがそれでもなく、ホラーものだと思います。
DVDで映像化（題名はスコルピオンらしいです）もされているようですが。
読んで損したって感じです。ま、BOOKOFFの105円ですから文句も言えませんが。
ちなみにキャンドルフィッシュってワカサギのことだそうです。