活字中毒

自衛隊小松基地救難隊を舞台にしたフィクション。
主人公は水難死した幽霊の女の子に取りつかれた救難隊員。
幽霊の望みは「人を助けること」、そのために主人公は人並み外れた遭難者の発見能力で一目置かれるが、同時に幽霊の呪縛で危険なシチュエーションに飛び込まざるを得なくなる。
ある日、中国の新機能を備えた潜水艦が事故を起こし、乗組員は真冬の荒れた海に逃げ出す。
これを救助するのは、「人助け」なのか、「軍事行動」なのか?
軍事行動なら幽霊の助けは期待できないけど、、、
作者は自衛隊反対論者だそうです。
実際に小松基地を取材して書かれた臨場感、自衛隊の置かれた難しい状況がよく書かれています。