活字中毒:レオーネが荒野を駆ける時

これはちょっと古い小説。(1984年、文庫版でも1988年発行)
うちのレガシィの祖先にあたるスバル/レオーネを使った車のSFです。
スバルの特徴といったら、水平対向エンジンと四輪駆動システム。
これを前後逆に取り付けて、サンドバギーみたいに後輪側を重くして、カリフォルニア半島を走り抜けるレース「バハ1000」に出場しようというもの。
主人公(テストドライバ)の夢と、安価にアメリカでの知名度を上げたいというビジネスの要求が合致し、試作エンジンを載せ走り始める。
レースの性格上(一列に並んでよーいどんじゃないから)、レースの中では派手な話はなく、いくつかのエピソードだけ。
メカの話にしても時代の差はいかんともしがたいのですが、GPSカーナビの走りみたいなのが出てきています。
しかし、今、これを読むのは「すきやね」の一言ですね。
ま、このシリーズ各自動車メーカ版が出ていますのでお好きな人は探してみてください。(ランサーとかロータリーとか)