活字中毒:フリーランチの時代

フリーランチの時代 (ハヤカワ文庫JA)

フリーランチの時代 (ハヤカワ文庫JA)

幼年期の終わり」を描いた作品集と裏表紙の解説にありました。
この作品集の根幹は、人間ってどこまで変わっても人間でいられるのかって問いかけだと思います。

  • フリーランチの時代:細胞をナノマシンで置き換えられたら?(光学顕微鏡レベルじゃわからないけど)
  • Live me Me.:意識をコンピュータに移されたら?(事故にあった肉体は生き続けているけど)
  • Slowlife in StarShip:AIはコンピュータなのに意識を持っているような感じがする?(人嫌いな主人公だけど)
  • 千歳の坂も:不老不死が実現して、それが政府に強制されたら?(年金制度は崩壊、廃止されるけど)
  • アルワラの潮の音:南海の小島がETに占拠され、原住民が寄生されていたら?(初恋の女の子のためにがんばる主人公だけど)

最後の作品は、これの前に出版された「時砂の王」の1エピソードになりますね。