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古い漫画を本棚から引っ張り出して読んでいました。
一時期、漫画を休業していた御厨さと美さんの代表作の一つ。
主人公は、日本を飛び出し、パリで暮らしている３６歳の男「羅生豪介」。
観光ガイドや、どちらかというと裏の世界でのバイトで糊口をしのいでいるのだが、ひょんなことから街娼をしていた１３歳の少女「マレッタ」の世話をすることになる。
様々な事件や出来事に遭遇していくうちに二人の絆は強くなっていく。
羅生は、フリージャーナリストの道へ進み、「裂けた旅券」という本を出版する。
マレッタは進学し、将来は羅生の奥さんに？というところで完結。
２０年以上前の漫画ですが、当時の社会情勢や風俗をよくとらえていて、今読んでもおもしろいと思います。
中古価格、案外高いんですね。
文庫版も出版されたことがありますが、ちょっと高価ですがオンデマンド印刷板が現在入手可能です。(Link：http://www.comicpark.net/cat/detail.asp?sitekey=shogakukan&content_id=COMC_ASG00214 ）
