活字中毒:駆け出し魔法使いとはじまりの本

駆け出し魔法使いとはじまりの本 (創元推理文庫)

駆け出し魔法使いとはじまりの本 (創元推理文庫)

以前出版されていたものの新訳だそうです。
「もしかしたら、ハリーポッターの元になっていたかも?」って作品だそうです。
舞台はニューヨーク、いじめられっ子の女の子ニータは逃げ込んだ図書館で「魔法使いになるには」という本を借ります。それは、「本物の魔法使いになるための入門書」で、そこに書かれたとおりに誓約をしたニータは見習い魔法使いになってしまいます。なぜって、次の日の朝、その入門書のニューヨーク近郊の魔法使いリストに名前が載っていたから。
同じように魔法使いになった男の子と、なぜか呼び出してしまったホワイトホール!を仲間に、世界を闇にすることを狙う<星の光を消す者>に奪われた「光の書」を取り戻しに、別世界のマンハッタンに飛び込む、というか、飛び込まされる。
その世界では、機械も生きていて肉食のヘリコプターやタクシーが動き回っている。
ハリーポッターの世界では魔法は学校で習いますが、この世界では書物に書かれています。校長もマクゴナル先生もいませんが、書物が助けになってくれます。特に「光の書」はこの世界ができあがったときにすでに存在していたとナナカマドの木が言っていたように、、、
なかなかおもしろいし、厚さもハリーポッターより薄いので読みやすいと思います。
(これもシリーズで、本国では1983年に発刊されてから2005年に第8巻まで、2009年に第9巻が発刊予定とのこと)