活字中毒:ドラゴンズ・ワイルド

ドラゴンズ・ワイルド (ハヤカワ文庫FT)

ドラゴンズ・ワイルド (ハヤカワ文庫FT)

ロバート・アスプリンさんの新作だ、と思って買ったら、作者は昨年の五月に亡くなっていたそうです。ショック。
作品は、ちょっとポーカーに強いけど、就職浪人の兄、元気いっぱいの妹が主人公。就職を頼みに行った叔父から「実はおまえはドラゴンだ」と言われるところから始まります。このあたり、見習い魔術師が一級魔術師に祭り上げられる「マジカルランドシリーズ」にも煮ています。でも、場所は現代のアメリカ、「ドラゴン」達の勢力争いに巻き込まれ南部の町の顔役になるまでがこの本の中身。
もちろん敵役も、アメリカの上層部に食い込む「ドラゴン」、東洋の「ドラゴン」、「ドラゴン」の天敵の殺し屋「ジョージ」などが出てきて飽きさせません。
シリーズものになる感じですが、アメリカでは第二巻がでていて、その後は「マジカルランドシリーズ」の共著から引き継いだジョディ・リン・ナイさんが丘軸引き継ぐそうです。