活字中毒：軌道エレベーター

軌道エレベーター 宇宙へ架ける橋 （ハヤカワ文庫） [ 石原藤夫 ]

ロケットを使わないで宇宙に行く方法として模索されている軌道エレベーター。
それについての入門書です。
ロケットを打ち上げるには大量の燃料を燃やすので、環境には悪い。
軌道エレベーターなら、電気(それも衛星軌道の太陽電池)でまかなえるし、上りで使う電力を下りの回生制動から得られるメリットがある。地球圏外に行く宇宙船も衛星軌道から出発できるので効率が良くなる。大きなGに耐える必要がないのでタイ絵欲に地震が無くても大丈夫。
でも、まだできていないのは、軽くて丈夫な材料ができていないから。
それに、そのほかの問題も政治的、国際問題の可能性とかたくさんある。
ちょっと数式があるけど、それを無視すれば(解く必要もないし)興味深く読める本です。