- 作者: 新井素子,早川司寿乃
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2002/09/26
- メディア: 単行本
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新井素子さんの作品にしては暗いなぁ。
夫に勧められた小説で新人賞受賞、幸せの絶頂にいる女性が雑誌のインタビューを受けている喫茶店に居合わせた、東京に飲み込まれて挫折した予備校生から話が始まる。
彼の不平不満のはけ口は彼女に向かった。「いい気になるなよ」の嫌がらせ電話や手紙。
嫌がらせ電話で夫の事故の知らせを聞くのが遅れ、死に目に会えなかった事から彼女が壊れ始め、ベクトルが逆転する。
これを読むと迷惑電話とかしたくなくなると思う。多分。