活字中毒:アース・ガード

小川一水さんの初期作品。最近作と違って荒っぽいところがまだ多い。
舞台は名古屋
作品が発表された1998年頃の名古屋とその近郊、あと宇宙空間も舞台です。
名古屋近辺以外の人が読むときは、地図を用意した方が良いかもしんない。
登場人物は、盗賊の宇宙人、その宇宙人と友達な高校生男女、コルトガバメントを振り回す謎の若者、盗賊の宇宙人を追いかける刑事の宇宙人とそのスタッフ、地球を開発しに来た別の宇宙人。
地球を開発にって言うことは、自分たちの住みやすいようにテラフォーミング(宇宙人フォーミングかな?)をすると言うことで、そのときには現住生物は絶滅させられます。
まーなんやかんやで、どたばたの追跡劇、建設中の名古屋都市高速や東名阪道などが重戦車で荒らされたり、国宝犬山城が消滅したりと名古屋をぶちこわしています。
最後は一応、地球は無事でした、になりますが、名古屋以外の人には今一つまらないかもしれません。
そう、作者の小川一水さんは愛知県民なのでした。