活字中毒:幻惑密室

幻惑密室―神麻嗣子の超能力事件簿 (講談社文庫)

幻惑密室―神麻嗣子の超能力事件簿 (講談社文庫)

ワンマン社長とその愛人OL2名、使えない新人2名の新年会。社長宅で開かれたその集いは、外部との連絡が取れず、社長宅から外に出られない異常事態に、そして社長が殺された。
外に出られない状態は次の日の早朝まで続いたが、新年会のお酒を届けに来たバイト君が来た時点で30分くらいしか立っていないことが判明、バイト君も出られなくなり、、、しばらくしてようやく外に出られた時点で110番通報となった。
探偵役は、語り手のバツイチ作家/保科、主人公のチョーモーイン(超能力者問題秘密対策委員会出張相談員)見習いの少女/神麻嗣子、セクシーな能解警部の3人。
つまり普通のミステリーじゃなくて、超能力がらみの事件なのですね。
といっても荒唐無稽に走るんじゃなくて、能力の限界というか制限がかかった中でのお話になっています。(矛盾点もあって、あれ?と思ったのですが、後書きで説明、というか説明の書いてある作品の紹介があります)
肩をはらずに楽しむと良いかな。
表紙のイラスト(水玉蛍之丞さん)がかわいいっす。