活字中毒:星の舞台から見てる

星の舞台からみてる (ハヤカワ文庫 JA キ 7-1) (ハヤカワ文庫JA)

星の舞台からみてる (ハヤカワ文庫 JA キ 7-1) (ハヤカワ文庫JA)

はやぶさつながりではないけれど。
近未来、人々が皆エージェントと呼ばれる電子秘書を持っている時代。
実際の世界での交友関係の他、ネットだけの交友関係も増え人が亡くなってもその人が誰とつながっていたかわからない。
香南の勤める会社は、人が亡くなったときのそんな交友関係も含めた後始末をするところ。
ある日、会員番号1、創始者の野上が亡くなり、親会社の辻河原と処理を進める。と、亡くなった野上本人からのEメールが入り、途中から入り込んできた高校中退の広野も交え、野上の過去を追いかけていくことになる。野上の言う香南と広野がソウルメイトということ、野上の贖罪の意味とは?
消去される運命の野上のエージェント"僕"と、香南と広野のエージェント"カナ""JF"との関係、ネットワーク関連の用語がそこかしこに出てきてニヤリって事も(^^;)