活字中毒:1985年の奇跡

1985年の奇跡 (双葉文庫)

1985年の奇跡 (双葉文庫)

進学校の落ちこぼれクラスのやる気も無いみんながやってる野球部、厳しい校則の下、校舎増築のために削られた猫の額のグラウンドでおざなりな練習、その後は1985年だから「夕焼けニャンニャン」を見るんだもん。ところが幼なじみの野球の天才が転校してきた。
彼の投球だけで、かわいいマネージャーは付くし、高校野球の予選を順調に勝ち進むのだが、ある相手校の心ないヤジに崩れ敗退、幼なじみは野球部を退部してしまう。
こんなままでいいのか?あいつらだけは許せない。もう言い訳だけで逃げているのはごめんだ。ヤツは友達じゃないか。
校則の網をかいくぐり、夏休みの間猛練習する。相手校が弱かったこともあり、予選を勝ち進み、あの学校と対戦することになった。
どうにかして彼を出場させたい、でも校則を盾にとる校長が出現して、、、、
なかなかに熱血青春ものです。「セーラー服を脱がせないで」があんな風に効果的に使われるとは。
最後のちょっとした疑問。あんな処分をした校長は大丈夫なんだろうか?マスコミに知れた日には、炎上しちゃうな、と思います。