活字中毒:塩の街:wish on my precious

塩の街―wish on my precious (電撃文庫)

塩の街―wish on my precious (電撃文庫)

ある日、塩の固まりが東京湾を始め各国の主要都市の近くに落ちてきた。それと時を同じくして人が塩の固まりに変わる病"塩害"が発生した。日本はちょうど国会開催と重なり、政治家がほぼ全滅、無政府状態に陥った。研究機関も壊滅的な被害を受け、"塩害"の原因は特定されていない。東京湾の塩の固まりと"塩害"の関係も。
荒廃した街のなか、家主の男「秋庭」と、居候の女の子「真奈」が暮らしていた。
恋人を塩害で無くした男、塩害に犯されながらも逃げ出してきた男達との関わりを通して、二人の関係は少しずつ変わっていく。
そして、秋庭の同級生だった「入江」が二人を"テロ"に引き込んでいく。それは"塩害"と塩の固まりを関連付ける推論と、入江による無慈悲な人体実験の結果だった。
秋庭は真奈を救うために在日米軍のF14を奪い、塩の固まりに立ち向かった。
有川浩さんの自衛隊3部作で「陸」に当たるそうです。でも秋庭は空自なんですね。
で、この「塩の街」という作品、この版とは別のものがあって、ストーリーが少し異なったり、後日談が加わったりしているそうです。う〜ん、買うのか?