- 作者: 新潮社ストーリーセラー編集部
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2011/01/28
- メディア: 文庫
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- 男派と女派ポーカーフェイス・沢木耕太郎:旅行先で荷物を盗まれたことから、「教わる」ということについての「男派と女派」の話になります。
- ゴールよりももっと遠く・近藤史恵:自転車ロードレースチームで長年努力してきた主人公と、同じチームのライバル。レースのメジャー化を目指す企業のグレーな動きに個人的に抗議するために参加できなかったレースコースを前日にライバルがひとり走る。見守るのは主人公とジャーナリストひとり。
- 楽園・湊かなえ:阪神大震災で双子の姉妹の片方を亡くした女性は、恋人にも無断でトンガに旅立つ。それは、亡くしたはずの片割れを/自分を楽園に捨ててくるためなのか。
- 作家的一週間・有川浩:シモネタを真面目にやっています。そういえば、昔、豊田有恒さんも同じテーマで作品を出していました。それに比べると脳天気で良いっていうか、この問題はまだ続いているんだ。作品中の作品もあるのでお買い得かも。
- 満願・米澤穂信:その弁護士が学生の時下宿していた畳屋の奥さんが殺人事件を起こした。弁護士はその弁護を引き受けるが、旦那さんの死で奥さんは控訴を取り下げ服役してしまった。奥さんが出所してくる日、事件を思い起こすと、殺人事件を起こした本当の目的が浮かんできた。
- 555のコッペン・佐藤友哉:東京駅で見知らぬ女性にその女性の事故で無くなった子供の遺骨を見せられた。次に意識がもどると床を血に染めて倒れる女性と自分の手にはナイフ。殺った覚えはない。重要な用事があるから警察のお世話になりたくない。逃げ出したら、偶然、知り合いの探偵にあった。その探偵はセーラー服を着た女子高生だった。
- 片恋・さだまさし:石橋南はテレビの制作会社に務める「働きマン」。ある日、警察から「下田」という見知らぬ人がひき逃げでなくなり、石橋の連絡先を持っていたとの電話が入る。下田とは何者なのか。「下田」の人となりがだんだん判明して来、「秋葉原通り魔殺人」事件にいあわせたこともあって石橋の中で下田の存在が徐々に大きくなって、、、
あおなみ線の中、行列の待ち時間で読んでいました。たしか面白いおはなしたちです。