活字中毒:海馬亭通信

山奥に住んでいた、やまんばの娘は人間との混血です。
人里に降りていったまま帰ってこない父親をさがしに風早の街にきて、ひょうんなことから、昔はホテル、今は下宿屋の海馬亭に居候することになる。
世間知らずの女の子はここでいろいろな人達(含む幽霊)との交流で成長していく。
昔、戦火から街を守りたいとの男の願いで力を使い果たした樹の精を、街を救うために、命の力を樹の精に与える娘。
その時に奇跡が起こった。

そして17年後、いつしか住む人のいなくなった海馬亭に、歩くことができなくなった少年が現れ、新しい物語が始まる。

心があたたまる良い話だと思います。3月に続編が出て、17年後の物語は完結するようです。