活字中毒:ヘンたて 幹館大学ヘンな建物研究会

ヘンたて 幹館大学ヘンな建物研究会 (ハヤカワ文庫JA)

ヘンたて 幹館大学ヘンな建物研究会 (ハヤカワ文庫JA)

ある東京の私立大学の「ヘンな建物研究会」を舞台にしたミステリ。
主人公は入学したばかりの女性、友人と所属サークル探しをしている中で、この「ヘンたて」とよばれる研究会に入部することになった。

部の創始者にしてまだ卒業していない大学7年の先輩の実家にある扉が12もあるワンルームの謎解きから、部屋に回転寿司のレーンが通っているホテルでの懸賞付き謎解きまで。
それと並行して、謎の先輩たちや、新入部員達での3角関係が発生します。

作品の自分勝手的評価としては「もう少し」。
ここに出てくるヘンな建物は、トリックの関係から実在のものではないと思われるのだけど、トリックのために変な建物じゃなくて無理な建物を考えるのはね。特に回転寿司ホテルは無理がありすぎと思います。