活字中毒:ミッキーマウスの憂鬱

ミッキーマウスの憂鬱 (新潮文庫)

ミッキーマウスの憂鬱 (新潮文庫)

禁断の鼠の園に派遣会社から派遣された青年の目から見た、バックヤードのお話。
実在の鼠の国や鼠の海とは少々違うとおもわれますが、アトラクション等は同名だったり。

青年は派遣会社からの派遣ということで、十分な教育もされないまま、ビソーブ(美装部)に配属され、パレードの衣装の着付けとか追い回されて右往左往、不満たらたら。
でも、(人は入っていないはずの)鼠の着ぐるみの行方不明事件から、鼠の園のスタッフとしての心構えができていく。

取っ掛かりといい、実在の鼠の園ではありえないだろうなという展開だし、最後もそうかな。
でも、鼠の園で働いている人たちの気概はわかる作品だと思います。

鼠の園と鼠の海、行きたいんだけどなかなかだねぇ。
といいつつ、今日の泊りはすぐそばの潮見駅のホテル。