活字中毒:おもいでの時 修理します

思い出のとき修理します (集英社文庫)

思い出のとき修理します (集英社文庫)

神社のそばの寂れた商店街、祖父母の経営していた美容院も閉店して久しい。
彼女は失恋の痛手とともにそこに引っ越してきた。
近くには「おもいでの時 修理します」とある時計店。
彼女はその店主〜彼も祖父の店に帰ってきた〜と知り合い、何故か神社の社務所に間借りしている大学生とも、一緒に時計店で朝食をとったりする間柄になる。
「おもいでの時 修理します」は時計の計の字がなくなっているだけだけど、彼らの周りには、思い出の時にまつわる出来事が。
ゆったり、あたたかく、読むことができます。