活字中毒:トロイメライ/池上永一著/角川文庫

トロイメライ

トロイメライ

読み始めたら、沖縄の昔、琉球王国の庶民の話。
題名はドイツ語で「夢見ること」なので、なぜって感じがした。
主人公は現代なら、プータローから一気に警察官になった武太。
官僚組織に強い涅槃寺の和尚が後見役?
日本と中国の間に挟まれた琉球王国の問題と、それでも反映している那覇の町で、人々は人身売買とか悲しいこともあるけれど活き活きと生きている。
最後まで読むと題名と中身がしっくり一致しました。