- 作者: 中島梓
- 出版社/メーカー: ポプラ社
- 発売日: 2008/08
- メディア: 文庫
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昨年末から今年までの膵臓癌発覚から手術退院後までのエッセイ。
表題のピーターラビットは病室で見守ってくれていたぬいさんのこと。
淡々と治療の経緯を書くとともに思ったことを書いています。
同じような内容が繰り返し出てくることもありますが、かえってそれがリアルに感じられます。
著者は17年前の乳がんを含め2回、癌との戦いから生還してきています。(後書きで転移が発覚したとありますが)
うちの妻は乳がんだったわけですが、やっと抗がん剤治療が終盤にさしかかってきています。
この本から、彼女がどう思っていたか少し考えてみたくなりました。
彼女の感想も聞いてみたいと思います。
(以前、別の本に対して、「みんな病状が違うから参考にならない」と言っていましたけど)
自分が(癌にせよ癌でないにせよ)入院することになったらどうなるのかなって考えるとちょっと不安。