活字中毒:レインツリーの国

レインツリーの国 (新潮文庫)

レインツリーの国 (新潮文庫)

昔読んだ本、高校生のアクションだったけどハッピーエンドじゃなくて、皆裏切られた気持ちになっていた。そんな気持ちを引きずって彼"伸"は大人になっていた。
あるとき、Web検索からその本の感想を書いている"ひとみ"のブログを見つけ、何の気無しに書いたメールから交際がはじまった。
初めてOFFであったとき、字幕の映画しか見たがらない彼女を不審に思い、エレベータのブザーがなってもおりない彼女に心ない言葉をかけてしまう。
彼女はほとんど耳が聞こえないのだった。
それを知り落ち込む彼だったが、辛抱強いメールやチャットで少しずつ彼女の心を開いていく。彼も病気の父親に彼だけを忘れられるという過去を持っていたのだ。
心が温かくなれる一冊です。
この本は、著者の「図書館戦争」シリーズに出てくる本を作ってみたものだそうです。「図書館戦争」シリーズはまだ文庫になっていないからなぁ。
えと、新幹線の名古屋→新横浜間で読みました。
有川浩つながりで読んだ本です。