活字中毒:警視庁特捜班ドットジェイピー

警視庁特捜班ドットジェイピー (光文社文庫)

警視庁特捜班ドットジェイピー (光文社文庫)

舞台は小泉首相の頃の日本。相次ぐ警察の不祥事によるイメージダウンを払拭するため、警視庁は男性3名、女性2名からなる特捜班をゴレンジャー張りに結成した。
この結成には首相(大泉)と都知事(篠原)が力を入れていた。(誰がモデルかバレバレですが)
特捜班のメンバーは、特異な才能を持ちながら元の部署からはみ出していた者たち。

  • ソルジャーブルー・三枝/銃フェチ
  • キューティイエロー・窪寺/女性キラー
  • デジタルブラック・一ノ瀬/ハッカー(らしい)
  • バージンホワイト・早峰/女子高生に見えるが格闘家
  • ビューティパープル・沢渡/セクシー美女にして腐女子

そして

  • ボス・高崎/篠原の兄(ってわかるね)の刑事ドラマかぶれ。実写化するなら、ゆうたろうさんだね。

物語は、特捜班の結成までと、早峰に襲いかかり返り討ちにあった暴行犯の復讐劇で構成されている。
結成までの流れでは、都知事の馬鹿さ加減がよく出ていて好き。
復讐劇では、まだ結成されたばかりでもあるし、各自の特技が全て出されていない感もあるけど、そこそこ面白い。
シリーズになるみたいで、先のものでは仲間も増えるようなのがゴレンジャーとの違いかも。
深く考えずに読んで楽しむ本だと思います。