活字中毒:いのちのラブレター

いのちのラブレター (幻冬舎文庫)

いのちのラブレター (幻冬舎文庫)

「ボクが医者になるなんて」の著者の作品。

やはり主人公は一度社会に出てから大学に入り直して医者になった男。
ただ、細かいところは設定が変わっています。

京都の医大に入り、街で出会った彼女は彼女の方から去っていった。
その後結婚したと聞く。

次に東京の病院に勤めていた時に出会い、不倫の関係に。
でもその時も彼女の方から一方的に去っていってしまう。

そして、ある日、彼は入院患者の中に彼女を見つけた。
彼女は不治の病に侵されていた。
限りある生命の中で、彼と彼女の関係が微妙に変化していった。

設定はあまり他の作品と変わらないともいえ、マンネリ感も少しあるけれど、良い作品です。