活字中毒

「宇宙の作り方」では、「宇宙ってなんだろう」という疑問に立ち向かった作者。
それは、ちょっと中途半端な終わり方だった。
今度は、「神ってなんだろう」という疑問、というより「生命ってなんだろう」という疑問に立ち向かったように思えます。
ヒマラヤ奥地で、地球温暖化に伴う氷河の溶解で、五千年前の木製の箱船が発見された。
ノアの箱船かとか推測が飛び交う中、中から発見されたのは、蓮の花がデザインされた木簡が多数。
第一発見者である主人公と、ネットで割り込んできたHN「ロータス」達、対するのは大国の政治にさえ影響力を持つ巨大な組織。
どちらが先にその謎を持つか?
やはり、最後は、すこし中途半端な終わり方だが、自作が作れる伏線はいくつかあったね。(^^;)
なかなか、読み物としてはおもしろかった。
前半は冷房の効いた新幹線のなか、後半は冷房なんてなくってどっちかというと暖房ぎんぎんの自宅で、都合2日で読破でした。