活字中毒:ゆんでめて

ゆんでめて しゃばけシリーズ 9 (新潮文庫)

ゆんでめて しゃばけシリーズ 9 (新潮文庫)

畠中恵さんのしゃばけシリーズ。
妖かしが見える長崎屋の若旦那、最初はゆんで(弓手/左)に進むつもりだったのに、なぜかめて(馬手/右)に進んでしまう。
そのために、火事から仲の良い妖怪「屏風のぞき」を救うことができなかった。
巻頭の「ゆんでめて」では、若旦那の後悔と、もう戻らない「屏風のぞき」への諦めが描かれる。
次のエピソードからちょっと趣がかわり、「屏風のぞき」の修復と、上方からの小乃屋跡取り息子の許嫁を5人の中から当てる話とか、その展開、記憶喪失だけど喧嘩がめっぽう強い長身の女性と大雨の関係とかエピソードが展開していきます。
若旦那と妖の佐助にもロマンスの兆しがあったりして、今後の展開が楽しみ。
結局、「屏風のぞき」がどうなったかはネタバレになるので読んでください。