活字中毒:幽落町おばけ駄菓子屋

boteneko2014-09-03

幽落町おばけ駄菓子屋 (角川ホラー文庫)

幽落町おばけ駄菓子屋 (角川ホラー文庫)

東京都狭間区幽落町、そこは浮世(この世)と常世(あの世)との隙間に出来た妖怪の住む街。
昭和レトロっぽい町並み。
そこには妖怪の他に、未練を残した幽霊がやってくる。
幽霊は穢れを集めてきて、幽霊が成仏した後も湖の街を汚していく。
この穢れを払うには浮世の人間が必要ということで、有楽町と勘違いした千葉出身の青年"彼方"が騙されて(あるいはうっかり)連れてこられる。
最初は嫌がる彼方だが、駄菓子屋の"水脈"、猫背の青年"ジロー"と可哀想な幽霊たちを導き始める。
怖くはなく、予定調和的ハッピーエンド。
シリーズになりそう?