活字中毒:スーサ (徳間文庫)あさの あつこ

スーサ (徳間文庫)

スーサ (徳間文庫)

スーさんは建設会社社長だったりするが、スーサは商人。
自分自身と人の心以外は何でも扱い、時間も時空も飛び越えて商いをする。
第一章は友の祖母から語られるおとぎ話の世界。
これだけでも成り立っている。
ヨートンはインディ・ジョーンズの聖杯を守り続けた勇者に似ている気がする。
第二章は、亡くなった共に合うために自分の黒髪と引き換えにスーサと契約を結んだ少女の物語。
喧嘩別れしたままの友に会いたいだけの少女がスーサとの旅を通して成長する姿が描かれる。
なかなか良い作品。
作者は「バッテリー」の作者でもあるんだよね。
びっくり。