活字中毒:星系出雲の兵站 1巻 感想 林 譲治 (ハヤカワ文庫JA)

星系出雲の兵站 1 (ハヤカワ文庫JA)

星系出雲の兵站 1 (ハヤカワ文庫JA)

「英雄の誕生とは、兵站の失敗に過ぎない」の帯につられて購入した。
兵站を考えずに戦線を伸ばして敗退したのはどこだったか? 
筆者は従来のSF者に対する疑問への一つの回答としてこれを書いたとしている。
物語は、少数のコールドスリープ+受精卵の形で地球を出発した播種船の子孫たちの話。
1000光年の彼方、4000年を経て地球の存在も伝説となっていた。
星系出雲では異星人の兆候が発見され、星系内の地域主権の問題等もあり対策が問題となった。
シリーズ初作であり、まだ「兵站」の真骨頂は出ていないかな。
次作発注済。