活字中毒:僕たちの終末

僕たちの終末 (ハルキ文庫)

僕たちの終末 (ハルキ文庫)

「神様のパズル」と同じ作者です。
携帯電話にAIが搭載されるくらいの未来、十数年〜数十年後に太陽の爆発的フレアで地球の滅亡が予想された。
各国はシェルターやスペースコロニーを作っているが強度、収容人数や耐用年数に疑問があった。
そんな中、危機対策の中心にいたが離脱した科学者と、親の人材派遣業を手伝う女性が出会った。
人類が生き延びるには恒星間旅行で少ない人数でも別の太陽系に移住させなくては。
「宇宙ロケットを作りませんか?」
ただ、恒星間旅行には巨大なロケットが必要、当然、費用と期間がかかるし、法律や関係機関との調整も必要になる。
政治が絡むと、当然、あの人たちが暗躍するし、ほかの国との利害対立も出てくる。
本当にロケットは出来るの?果たすつもりのない約束は守られるの?
この作品もなかなか面白いです。