活字中毒:和菓子のアン

和菓子のアン (光文社文庫)

和菓子のアン (光文社文庫)

主人公は杏子(きょうこ)、ちょっとぽっちゃり系、高校を卒業したばかり。
進路を決めかねて進学も就職もしていない。
男性はちょっと苦手。

でも、デパートの地下、女性ばかり(と思ってた)の和菓子売場でバイトを始めた。
実は、女性店長は心のなかにおっさんを飼っていた。
もう一人のバイトの女子大生は元ヤン。
いないと思っていた男子社員は和菓子職人修行で心のなかには乙女を飼っている。

こんな職場で、和菓子売場以外の人たちとも交流しながら成長していく物語。
和菓子に関する蘊蓄も豊富で楽しい。