活字中毒東京湾 海中高校 (講談社文庫)

東京湾 海中高校 (講談社文庫)

東京湾 海中高校 (講談社文庫)

近未来設定。
海水流発電による安定したエネルギーと水中でのみ使用できる安価な建材シーコンクリートを使った実験都市「海中都市」は千葉県沖の海中にあり、海浜幕張新習志野間にJR水中線も走る。
その都市は既に廃棄され、卒業生の男・牧村は地上の高校教師になっていた。
学校新聞の取材から、記憶が呼び覚まされる。
夏波はその中、海中高校に通う女の子。
彼女の青春と牧村の現実とが交互に描き出される。
海中都市というギミックで成り立っている物語だけど、確かに環境問題への一つの提言にはなっていると思う。
しかし、女性は強いねというのが結論か?